フラガール

フラガール「フラ」が、
フラメンコの「フラ」なんだか
フラダンスの「フラ」なんだか
全くの予備知識もなく見に行ってきました。
面白いとの前評判は
周囲から聞かされてはいたのですけど。
以下ネタバレ。
常磐ハワイアンセンター草創に纏わる
お話なんですね、コレ。
意外と身近な話題なので驚きました。


はじめに、木村早苗(徳永えり)が
谷川紀美子(蒼井優)にフラダンスをやろうと
話を持ちかけるのですが、
てっきり早苗が主人公かと思っていたら
物語の途中で脱落してしまい吃驚。
そして、じゃあ紀美子が主人公かと思いきや、
エンディングのスタッフ・ロールでは
平山まどかを演じる松雪泰子がトップに出てきたり。


松雪泰子は以前はどうしようもなく
嫌いな女優だったのですが、
最近はとても味が出てきて、
好きな女優の一人になっています。
そして、岸辺一徳が好演しています。
彼のコミカルだけれど重厚感ある演技が
役柄にぴったり合っていると思います。
彼なくしてこの作品の清涼感は
なかったのではないかなと思います。


蒼井優は最近の活躍が目立ちますね。
ダンスも頑張っていました。迫力物です。
そして際立っていたのが
南海キャンディーズしずちゃん
ちゃんと演技しています!
父親が事故に遭うも、
懸命に踊ろうとする時の
涙を流すシーンには心が揺れました。


松雪泰子が電車で旅立とうとしているところで、
フラガール達がフラダンスに込められた
手話で彼女を引き留めようとするシーンは
本当に感動して、涙ぐんでしまいました。
想いを伝える難しさ、想いが伝わった喜び。
それが凝縮していると感じました。