今日はお気に入りの後輩Y主催の勉強会。
結局、誘いのメールには返信しなかった。
他の参加メンバーには
発表の割り当てが記載された
開催通知のメールが届いていたが、
自分には、
以前フェードアウトしたメンバーと共に
日時と気が向いたら参加してという
メッセージが書かれたメールが届いた。


彼から、ずっと借りっ放しの本
(「Nの肖像」というタイトル)があったので、
参加メンバーの一人である自分の同期に
返却を頼んでおいた。

Nの肖像 ― 統一教会で過ごした日々の記憶

Nの肖像 ― 統一教会で過ごした日々の記憶


本には、手紙を添えておいた。

  • 本来なら会って返却すべきことろ、不参加故に人づてになってしまったこと
  • いつか,旧交を暖める機会が天与されることを願って已まないこと

なんかを書き綴った。
あえて不参加の理由には触れなかった。
何らかの理由で自分の気持ちが変わらなければ
勉強会には参加しないことも遠回しに表現してみた。
そんな気持ちも
彼の無関心故にさらりと読み飛ばされてしまうと思っていた。


勉強会後に、
参加した同期から本を返却した旨のメールがあった。
「Yが、『暇なら来てください』と言ってた」
ともメールに書いてあった。
その脳天気なYからの誘い文句に、
やっぱり気持ちは通じないもんやね…と
諦めの心境だった。


そしてついさっき…
Yから直接メールが来た。
多分、手紙を読んでメールをくれたのだろう。
「お礼とお詫び」というタイトルだった。
そもそも借りていた本を返したのに
お礼を言ってくるその慇懃さに
クスッとしてしまった。

  • 手紙を読んで、今後の勉強会への不参加を感じたこと
  • 私の誘いを断ったことへの詫び
  • これからも機会があればよろしく
  • 気が向いたら勉強会に参加して欲しい

などが書いてあった。
3点目には「うまくいえませんが」と
前置きされていた。
彼なりの誠意というか、
想いを込めてくれたのだろうと感じたのは
欲目なのかな…。


すぐにでも返信して、
自分の気持ちを補足したかった。
Yへの不興だけではなく
自分の依存心を減じるためなのだと、
あれこれ心情を吐露したかった。
だけど返信はしないことにした。
返信したところで
現状は変わらない。
自分が一方的に好意を寄せて、
Yが自分に関心がないことを変えられない。
よしんば変えられたとして
強制させたことに何の価値があろうか。