夢を見るヒマもない

夢を見るヒマもない (シャレードコミックス)

夢を見るヒマもない (シャレードコミックス)

待望の山田ユギの新刊です。
今回は航空モノと云う新しい世界に
足を踏み出していて、それがちょっと新鮮。
でも、そのことだけに拘泥せずに
物語をちゃんと描いてくれています。
以下ネタバレ
同じ航空科の高校の寮で
同室同士の川村と吉武。
父親がセスナの墜落事故で亡くなったことが原因で、
吉武は高校を去り、
航空関係からも遠ざかる一方、
川村は航空業界に就職。


高校時代、丸顔で可愛らしい感じの川村ですが
社会人となると少し面長になり
流石に大人びて、ちょっと良い感じ。
前はどちらかと云うと高校時代の方が
好きなタイプだったのに、好みが変わったのかなぁ。


異業種ではあるものの、職場で再開する二人。
高校時代のあっけない別れと、それ故の引きずる想い。
そして先輩の計らいもあって
二人の間は劇的に進展してます。


こう云う物語を読んでしまうと、
恋愛って良いなぁと思ってしまいます。
思うだけなら別に問題はないのだけれど、
自分もこんな恋愛ができたら、とか
妄想が甚だしくなってしまうのが困りものです。
でも恋がしたい!と錯覚しているのも
それはそれで幸せな気もするんですけど。