あの時の決断は、
自分のプライドを守る為のものだったのか、
それとも相手への思いやりだったのか、
今も判断が付きかねています。
恐らくはそのどちらもが
渾然としているのだろうと思います。
とは言え、白黒はっきりさせたい、
そうしないと自分が前に進めない気がしているのです。


当時は、ただそれが
自分の取るべき唯一の道としか思えなかったのですが、
それが自分のプライドによるものだとしたら、
悔やんでも悔やみ切れません。
そう思わないよう、
無意識のうちに必死に自己を正当化しようとしている
自分を浅ましく思います。