沈んでいく間の愚痴

自分はきっと人間が好きなんだと思います。
人間社会から離れては暮らしていけません。
でも、思うように上手く生きていくことができません。


その要因が、人格に内在するものなのか、
或いは巡り合わせの悪さや不運のなせる業なのかは
分かりませんが、
原因を特定できないことは非常に辛いことです。
その結果、自分を責めたり、
社会全体を憎んでみたり。
厭世的になって、自分を含む総ての人間、
自分を拒絶する(ように思える)世界全体が
滅びてしまえば良いと思うことも屡々です。


思うように人生の歯車が回ってくれません。
尤も、自分の思い通りになることなんて
この世には殆どないのですが。
自分の肉体すら、意の儘にならずに
疎ましいと思っているくらいですから。


精神的な繋がり、社会との繋がりを
緊密にしたいのだけれど、
自分には為す術が無くて
唯物論的な思考に陥りがちです。
ケーキを嗜好するのも多分その為でしょう。
推し量ることしかできない他人の心より、
自分の舌で味わうケーキの味は
確固として揺るぎなくそこにあり、
私の心を充足してくれるからです。