激しく面罵したい相手がいます。
その機会は未だ与えられずにいますけれど。


面罵することを想像し、
そうすることで溜飲を下げられるだろうと
日々思っていました。
けれども先日、些細なことで
口論になった際に言い過ぎてしまい、
酷く後悔しました。
(そんな失敗は幾度もあるのに
 何度も繰り返してしまう自分が悲しいです。)
不意に口をついで出た言葉ですら
自責の念にかられているくらいですから、
相手を傷付けたいと思って放った言葉は
それ以上に自分を悔やませる結果を
もたらすのではないかと思うのです。


私は善良ではなく、
自分が傷つくのを酷く恐れる
小心者に過ぎません。
それ故、面罵することはきっとなくても、
そうしたいと思う気持ちを
捨てられずに生きていくのでしょう。
そんなことを休日出勤の
道すがら思っていました。