独占欲に目が眩み、詰まらぬことに躓いてばかり。
いっそ、そんな独占欲に別れを告げて、
開放感にひたれたらどんなに楽だろうかと思っています。


心の奥底に淀む厭世観とも相俟って、
誰からも隔絶されてしまいたいと何度思ったことか。
引き籠もりの気持ちが分からいではないのです。
ただ生活が立ち行かなくなる恐怖心や脅迫感から
引き籠もらずに毎日仕事へ行っている、そんな感じです。


日に日に、誰かを想う気持ちすら疎んじようとしています。
とても寂しいことだとは思うのだけれど、
求めて拒絶されるよりは
自分の殻に閉じ籠もっている方が
遙かに楽で居心地が良いのです。


直ぐ熱くなる自分の性格を危惧して
ギャンブルを一切やらないように、
自分の人生すら何かに賭けることをしなくなっているのかもしれません。