隣人をアイそう

奥田七緒の「隣人をアイそう*1」を読了。
表題作シリーズはかな〜り当たりと思っています。
取り立てて大きな事件もなく、
淡々と物語が進んでいく中で、
委員長が尾野原との距離を取りあぐねている様が笑えます。
委員長こと辻井くんは、その目つきの悪さが魅力的。
めがねキャラなのに眼鏡をかけているシーンが少ないと云う
レア感も魅力を引き立ててます。
委員長は思いつめると
あそこまでいっぱいいっぱいになってしまうくせに、
全く恋愛に疎くて可愛らしい。
友人からhow to本とか借りてるし(笑)
お気に入りキャラは伊留くん。
あの細い目とにこやかな笑顔が和み。
委員長から返してもらった本に付けられた
ポストイットを見つけた時の笑顔が素敵。
でも、何であんな本を持ってるの?


収録作「愛おしい日々」は擦違う二人の社会人のお話。
相手の都合とか先約を考えて、電話したくても出来ない
八木下の心情が痛いほど分かります。
電話する勇気が足りなくて、
しない理由があれこれ思い当たってしまうのです。

*1:

隣人をアイそう (ビーボーイコミックス)

隣人をアイそう (ビーボーイコミックス)