欲望には際限がなくて、
いつも渇望の眼は前だけを見つめて
足元を疎かにしてしまう。
かつてあれ程、欠乏に喘いでいたことを忘れてしまっている。
明日のことは
そんな自分に対する冷水だったのだと思います。
欲求だけが先行して、寛容さを失うところでした。
尤も、失わなかった寛容さは偽善のオブラートにくるまれているのだけれど。