CROQUIS

高永ひなこ強化月間は続くよ、どこまでも♪
と云うことで、高永ひなこの「CROQUIS クロッキー*1」を読了。
表題作はお水の凪くんと苦学生の梶さんのお話。
暴走気味の凪くんと、淡白な梶さんが好対照。
にしても凪くん、4万円でも十分、豪華ディナーだと思うぞ…。
二人の価値観の差が不安です。
お気に入りの作品は「僕の初恋について」です。
私はハッピー・エンド好きなので、
こう云う終わり方のお話は苦手な部類の筈なのですが、
描き下ろしの「僕の初恋についてⅡ」を読んで、
主人公二人の切ない想いに魅せられてしまいました。
他人の、しかもフィクションの登場人物の恋愛だと云うのに、
成就しなかったことがとても可哀想で。
どうも感情移入しがちです。
どうして加茂田は芝田さんと付き合っちゃうですか！と怒ってみたり。
加茂田の妄想癖は楽しげですが。

*1:

CROQUIS クロッキー (バーズコミックス ルチルコレクション)